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ちょい投げブログ

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なぜ硬鉛シンカーが普及しないのか。

   

どうして釣具メーカーやオモリメーカーが硬鉛(硬質鉛・鉛合金)のシンカーを作らないのだろう。メタルジグは硬鉛が普及しているにと疑問に思う今日このごろ。

なぜ硬鉛シンカーが普及しないのか。

どうしてそんなに硬鉛にこだわるの?と思われる方もいると思うので説明を。

週1(5回)の釣行で仮に普通の鉛10gのシンカーを1釣行4個ロストするとします。すると一月に200gの鉛を海に捨てることになります。

年間にすると約2.4kgが海に。。。

仮に1万人の堤防・漁港の釣人口とすると、、、24000kg、、、24トンです。

ちょっと乱暴な例えとなりますがとんでもない量の毒性がある鉛が海で溶け出している事は間違いありません。

頭がクラクラしてきますね。

同じ形状なら硬い方が根掛かりが減ります。経験上からで恐縮ですが1/3くらいに減ると思います。

ということは約8トンに減りますね。

24トンと8トンかなりの差です。

多分釣具メーカーやオモリメーカーは分かっていると思います。

ではどうして作らないのか。

タングステンやブラスシンカーほど商品価値が上がらないからです。

しかも作りづらくなります。

釣りのシンカー素材の融点(金属が液状になる温度)を書き出してみます。

タングステン:3422℃
鉄・ステンレス:1400~1530℃
真鍮:800℃
鉛:328℃

鉛が金属の中では低温で液状になり柔らかく加工が楽なのが分かります。

ですから、鉛オモリは製作機材(設備)や技術も割と楽な方ですね。

硬鉛の融点はというと278℃ともっと低温です。
硬鉛は合金ですから他の金属も混ざっていますね。

アンチモン:631℃
スズ:232℃

そうなんです。アンチモンという金属の融点は高温でないと溶けません。
しかも少し高額です。

鉄や真鍮を鍛造している設備がないとできませんね。

では、HIROさんはそんな設備が無いのに作れるのか?

それは活字鉛を主原料にしているからです。

活字鉛:240℃
アンチモン17%・スズ3%

ですから、活字鉛に再生鉛を足して240~320℃という低温で作ることが可能となります。

硬鉛表記はアンチモンが10%となりますが、鉛合金と記載されている場合はアンチモンを減らした調合となります。

メーカーが作るとすれば活字鉛や再生鉛では品質の安定が難しいので、アンチモンとスズを溶かして純鉛を混ぜることになり、かなり敷居の高いオモリ作りとなります。

ですが価格を上げると売れなくなる。

だから作らない。ということでしょうか?

ですが、メーカー品で硬鉛シンカーや鉛合金シンカーが存在します。

カツイチ・アクティブ・レインズのシンカーの一部商品だけですが頑張っていますね。

他の釣具メーカーやオモリメーカーも頑張って下さい。

有害な鉛シンカーが将来禁止となる可能性がありますので、今のうちから少しでもロスト率を減らす硬鉛化にカジを切ったほうが良いと思います。

根掛かりでのロストを減らしたい。高額でタングステンシンカーは常時使えない。でも、鉛の有害は理解できる。そんなジレンマからの脱出には現在のところ硬鉛シンカーしかないと思っています。

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