漁港や防波堤でのロックフィッシュ（アイナメ）はベイトタックルが使いやすく、最近ではスピニングタックルの出番がほとんどなくなったくらい。

ひょんな事から釣りYouTuberのマッキーさんからアメリカンリールを頂きました。

これが、非常に使いやすい。最近はこればっか使っています。


バスプロショップス プロクオリファイアー2

今回はインプレなんぞをしてみようと思います。

なんとアルミフレームで99.99ドル、現在セール中で74.97ドルですって。この価格ならあと2～3台くらい欲しいのですが～。

エントリーリール価格のプロクオリファイアー2ですが、性能は日本の中級リールに引けを取りません。

・アルミフレーム
・デュアルブレーキシステム
・7ベアリング
・硬質チタンコーティングラインガイド
・ソフトタッチサムバー

など。

ただ、ハンドルは90mmで良いのですが、ノブの縦横にガタツキがあり交換必須ではあります。

私は19タトゥーラのハンドルを移植しました。



遠心ブレキーキ設定はこの出っ張りを引っ張って、上にスライドさせるとサイドプレートが外れるのですが、サイドプレートを逆にスライドさせると「カチン」と音がでて固定できます。ロックを忘れることが皆無なので素晴らしい機構です。



ブレーキシステムは遠心とマグネットのデュアルブレーキで幅広い調整が可能ですので、バッククラッシュがかなり軽減でき気持ちが良いキャスティング性です。

初心者～上級者までお好みの設定が可能。遠心のみやマグネットだけでもOK！



スプールはちょっと変わっていますよ～。

なんと35mm径です！



普通は重めのルアーでロングキャスト向きかと思いますよね。でも、そんなことはないのですよ。7～18gぐらいのルアーが一番扱いやすい。

ピッチングも普通に浮かず問題なし！

ただ、スプール径が大きく重量もあるために、初速を上げる遠投フルキャストではもたつきを感じます。ですが、初速を上げすぎないでキャストするPEラインの相性は抜群に良いです。

ルアー（シンカー）の飛行速度は速くはありませんが、スルスルと伸びていく感じです。ピッチングから中距離撃ちに力を発揮するリールです。

ギア比ですが、日本では珍しい7.5：1です。

所有しているプロクオリファイアー2（PQC10SHLA）は、35×7.5×3.14=824ミリで1回転の最大巻き上げ量は約82cmです。なのでスーパーハイギア（エキストラハイギア）ですね。



ロックフィッシュや撃ちの釣りに最適。

そのロックフィッシュでソルト使用の場合は流水で潮をよく流す必要がありますよね。結構内部に水が入りギアグリスが流れ出します。

そんな時は分解をせずにこのハッチからグリスアップができます。



ここから筆でグリスを塗り込むだけでグリスアップが完了します。もちろん巻き心地も元に戻ります。

アブのベイトリールにあるやつです。シマノもダイワもパクって欲しい機能です。

巻心地については好みは分かれるところではありますが、19タトゥーラよりもなめらかスムーズです。空回しの時はクルクル回りすぎてびっくりしました。

パワーも申し分ありません。ブラスギアなのでゴリ巻きOKです。

ドラグは普通です。なめらかにラインも出ていきます。ですがロックフィッシュでは若干弱いかな。（許容範囲内です）

PEラインを9割ほど巻いて212gなので決して軽くはありません。しかしかなりコンパクトなリールのため手の小さい私でも綺麗に握り込めるので重く感じにくいリールです。

ダイワ持ちはできませんがバランスが素晴らしいリールです。

このリールを使って釣りをするとベイトリールが大好きになってしまうでしょう。

興味のある人は是非1度使ってみることをおすすめします。

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