レボ ビースト ロケットをサゴシ用にセッティングしてみた。

ちょい投げ師匠

2024年03月21日 12:22

石川県もしばらくするとサゴシの季節がやってきます。メタルジグ・メタルバイブ・弓角に合わせたセッティングをしようと思います。



メタルジグや弓角では純正の95mmハンドルでも巻き重りはあまり感じませんが、メタルバイブの26g~40gでの高速巻きではかなり辛い。

しかも、ハンドルがリールの外側に離れて重量も45gと重くリーリング時の不安定感を感じます。


ということでハンドルノブをつけた状態でも35gの100mmハンドルが手持ちにあったので交換。これで重心がリール中央に寄るので安定感も増しました。



また、PEラインを85~90%程度に巻いた状態での重量も273gに抑えられました。



以前は純正ハンドルでPE2.5をフルに巻いていました。そうすると総重量が約300gに、それに伴いスプール重量がかなり重くなり遠投での初速が出せず後半失速し飛距離が出せませんでした。

もちろん、ムキムキマッチョの方であればそれでも初速が出せますが。。。
私には無理です(泣)

そのため少しでもスプール重量を軽くして初速を上げやすくし、ライン残量も確保するためには85~90%の巻き量が遠投では良いように感じました。



次はインフィニブレーキシステムの遠心のブレーキシューやマグネットのセッティングです。

私はサゴシに対して26g~40gのジグやバイブ、弓角では10号のジェット天秤を使用します。

そのため、

・遠心ブレーキのみ
・マグネットブレーキのみ
・遠心・マグネットの両方使用

といったブレーキシステムを使い分けられるようにカスタムしました。





■遠心ブレーキのみ

まず、純正のオレンジ色のブレーキシューはブレーキが効きすぎて初速が上がりません。
なので、少し効きが弱くなる白色のブレーキシューに変更しました。

また、一箇所のバネを抜く事である程度ブレーキが効き続けるようにできます。これで遠心だけで遠投が可能になります。

バネ付きと併用すれば強い向かい風に対応もできます。

最初にバネ付きとバネ無しの両方が効き、回転数が少し落ち着いた頃にバネ付きが引っ込んで効かなくなり、バネ無しのみ効かせることができます。

すこしダイワのブースト的になりますね。


■マグネットブレーキのみ

純正では直径5mm×1.5mm厚のマグネットが5個ついています。

しかし、マグネットだけでキャストするとバックラッシュ連発となります。なので、あと5個追加しました。

ピーキーさも軽減されましたのでダイヤル設定も楽になりました。

振り抜きパワーがあり飛行時のサミングが上手な方はこのセッティングでぶっ飛ばすことができると思います。


■遠心・マグネットの両方使用

バックラッシュを予防して安定した遠投をする場合は遠心とマグネットの両方を使用すると釣りに集中できます。

特に鉄板バイブを使用する場合突然の横風に煽られて失速しバックラッシュする場合があります。

そのような恐れが予想できる天候の場合はバネ無しの遠心とマグネットをちょい強め(6~7)にしておくとある程度対応できます。

風がほとんど無い場合はバネ付きの遠心とマグネットを弱め(4~5)にすると安定して遠投が可能となります。



このようにブレーキシューとマグネット追加によりブレーキ設定が増えたので使いやすくなりました。

今のところ、ライン量も欲しいし初速も上げたい、リーリングの安定と軽量化もできたので満足です。使い続けてビミョーなところが出てきたらまたセッティングを考えるのもアブリールの楽しさでもあります。


糸巻き量を減らしても遠投性やレスポンスを上げる場合はこのスプールが良いみたいですよ。



■まとめ

このアブ ビースト ロケットは頑丈で最大ドラグ力が11gというパワー、なんといっても最大巻取り108㎝といった高速巻きが魅力です。

バスでのビッグベイトや雷魚や怪魚にも使用でき、ソルトでのショアジギングや鉄板バイブにドンピシャのベイトリールです。

少し手を加えることで自分好みのセッティングも可能な唯一無二のこのリールも販売から約4年が経ち、少しずつ値崩れを起こしてきて安くなっています。

また、純正のまま使って「なんか違う。。。」と売りに出した程度の良い中古もたくさん現れてきました。

ショアジギングや大型プラグでの青物ベイトリールに1台いかが。
ロッド操作が少ないので右巻きがオススメ!







関連記事