最近スピニングリールを使用する機会が増えてきてメンテナンスをすることも増えてきました。
ベイトリールであればシマノのACE-2(DG04)というギアグリスを使用していれば問題ありません。もちろん、IOSギアグリスを薄く塗り込む方法もありますが、ACE-2はグリス量もあまり神経質にならずギアに塗布できます。
多く塗りすぎてもギアからはみ出てくる(俗に言う馴染む)ので心配する必要もありません。
ですが、スピニングリールはIOSグリスもACE-2も塗りすぎるとハンドルがかなり重くなってしまいます。少ないと金属同士がこすり合う感じが手元に伝わってきます。
防水機能がお粗末なお安いリールでも、ギアボックス内に水分がしこたま入り込むことはあまり無いので、しょっちゅうギアボックスを開けることはありません。
長くギアボックスを開けずに使い続けるためにはメインギアグリスの特性が重要となります。
私が、今使用しているグリスはACE-2に10~20%ほどワコーズのビスタックを混ぜたものを使用しています。
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ACE-2は少し固めで粘度がありギア面のクッション性も優れたグリスです。
そこに糸を引くほどのビスタックを混ぜることで少し柔らかくなるので、軽めの巻き心地とギアの吸着力もあがるのでメンテナンスが減るというあんばいです。
注意点はACE-2に直接スプレーをするのではなく、別の容器にスプレーをしてガス(エアゾール)を抜いてから混合させることですね。
時間が経つと蜂蜜のような水飴のような感じになります。
そうすることで混ぜる量も目視出来ますし少しずつ足していくことでお好みの硬さに調整できます。
現在3台のスピニングリールに使用していますが、ギアに残るグリス量はACE-2よりも多く巻き心地の変化も少ないように感じます。
高級リールは半年に1度洗浄とグリスアップをメーカーに出すことをオススメしますが、安価なリールの場合は2回ほどメーカーへメンテナンスに出すと新品が一台替えてしまします(笑)
また、ベイトリールではベイトフィネスリールの相性が良いようです。
リールのギアグリス沼にハマっている方は一度試してみてはいかがでしょう。