昨日、「ソルティーアドバンス チニング」でちょい投げキスを夕マズメに1時間ほどやってきました。
ポツポツと釣れたのですが酷い爆風だったので早々に帰り支度をしていると、堤防に見に来ていた親子のお父さんに質問されました。
「石ゴカイが昼くらいから元気がなくなり、しまいにはカラカラと干し物みたいになってしまう。長持ちさせる方法ってあります?」
言葉で説明するのは難しいから~
「ちょい投げ&ちょい釣りブログ」に書くから見て。
って宣伝しておきました(笑)
ということで今回は初心者さんが簡単に石ゴカイや青イソメなどの虫エサを朝~夕方までウネウネさせられる方法をご紹介します。
■まず、炎天下はNG!
よく堤防では釣具屋さんが入れてくれたパックのまま地面においている人がいます。
そうすると2~3時間程度で元気がなくなりますよね。
クーラーボックスに入れておき、使う分だけ小分けに出して使いましょう。
■餌箱について
特に石ゴカイ(ジャリメ)は温度(気温)管理と水分が重要です。
温度についてはクーラーボックスに入れておけば良いのですが、釣具屋さんがくれたパックの中の滑り止め粉が石ゴカイの水分を吸ってしまって弱りが早いのです。
そのパックの中に海水を少し入れれば良いように思えますが、それでは粉がぬめり取りでの滑り止めの役目がなくなってしまします。
そのため餌箱があると快適です。
特に木製の餌箱が最高です。
餌箱自体を海水を浸すことで餌箱が海水を吸って重くなります。
これで水分の保持管理から解消されます。
プラスチック製の餌箱は小分け出しで地面に置いて使うと良いでしょう。
■更に石ゴカイの鮮度を長持ちさせるには
【キス釣りのベテランさんの方法】
1.釣具屋さんで粉無しで購入。
2.釣り場で海水を汲み木製の餌箱を浸す。
3.その間にワカメなどの海藻とエサ箱の底に敷く砂を少し採取。
4.よく湿らした餌箱に濡らした砂と少しの海藻、最後に石ゴカイを入れる。
5.直接氷に当たらないようにクーラーボックスに入れる。
ベテランさんは午前中だけ釣りをして餌を持ち帰り、餌箱を冷蔵庫に入れて3日間ほど元気な状態で使用していますね。
海藻が肝だとか。
【海藻が面倒なあなたには(プラスチック餌箱でもOK)】
1.餌箱に「ダイソーのパーライト」を入れておく
2.釣具屋さんで粉無しで購入
3.釣り場で海水を汲み餌箱にパーライトが湿るくらいに入れる。
4.石ゴカイを餌箱に入れる
5.餌箱をクーラーボックスに入れる。
※どちらも小分け用の餌箱が必要となります。
私の場合は海藻の代わりに湿らせた「ダイソーのパーライト」を入れます。
パーライトの代わりに海水を十分含ませた
吸水シートでも良いでしょう。
1枚5~6円の使い捨てなので利便性や経済性も良いと思います。
■別途滑り止め粉が必要
上記の2つのやり方だと石ゴカイが元気でぬめりも続きますので滑り止め粉が必要となります。
釣具屋さんに売っている「白い粉」(笑)です。俗に言う石粉と言うやつです。
「滑り止め用拙者のこだわり石粉」とか「投げ釣りパウダー」とかですね。
他にもダイソーの「バーミキュライト」や「おがくず」でも良いです。
■おすすめの餌箱
上州屋さんで売っている木製の「箱匠」が税込715円と安くて良いです。
ニスも塗っていないので吸水性も良いです。
小分け用はダイワの「エサ箱ベイト 280T」
大きめの「エサ箱ベイト 360T」
もちろん上州屋さんでも売っています。
片方には石粉、もう片方には小出しにした石ゴカイを入れます。
そして針に刺す分だけ石粉側に石ゴカイを入れて粉をまぶすと刺しやすくなります。
■パーライトと石粉の保管方法
ダイソーのキッチンコーナーに「ミニポット 120ml」という入れ物があります。
胡麻やふりかけなどを入れる物です。
これにパーライトと石粉を入れてタックルボックスや車内の道具箱に入れておけば楽ちんです。
■まとめ
午前中だけの釣行であれば、釣具屋でパックごとクーラーボックスに入れれば大丈夫ですが、1匹をちぎって2本の針に刺したい場合は元気な方が釣果が上がります。
やっぱり石ゴカイをクーラーボックス保管して小出し使用が良いと思います。
ですが、何度もクーラーボックスを開けることになるのでクーラーボックスの保冷も心配です。
少しでもクーラーボックスの蓋を開ける回数を減らして石ゴカイの鮮度も保持するには10匹程度小出しにして使用するのが良いと思います。
これから暑くなりますので熱中症に十分注意して楽しんで下さい。