ベイトリールで巻物をリトリーブする時のヌメ感は気持ちいいですね。もちろん低弾道で伸びていくキャストも!
ですが、巻いているときにゴリ感やシャリ感があると楽しみも半減します。
メインギア・ピニオンギア・ボールベアリングをすべて新品に入れ替えれば大体は良い状態に戻りますが、ゴリ感・シャリ感が出るたんびに交換していたら小遣いが保ちません。
ましてや何台も所有している場合は破産です。
そこで、この症状は多分ここが怪しいと分かるだけで費用が少なくできますね。
私は中古のベイトリールが多いことから、オーバーホールをする機会が多く、怪しい場所の特定に失敗した経験から参考になればと思い記述します。
■シャリ感について
シャリ感の殆どはボールベアリングかローラークラッチベアリングです。
まず、ドラグをめい一杯緩めてハンドルを回してシャリシャリする場合は、ローラークラッチベアリングかドライブギア軸のボールベアリングが怪しいですね。
本体よりローラーベアリングを外してからインナーチューブを差し込み回します。
シャリ感がある場合は固くて粘度のあるグリスをローラー部に塗りインナーチューブを差し込み馴染ませるように回します。
回した時にシャリ感や引っ掛かりがある場合は、パーツクリーナー脱脂してから再度グリスを塗ります。
それでもシャリ感や引っ掛かりがある場合は交換です。
すべてをパーツを組んで回してもシャリ感がなくならない場合は、ドライブギア軸のボールベアリングを脱脂してグリスを入れます。
クローズベアリングの場合は、ベアリングリフレッシュセットを使用してグリスに圧入します。
圧入したボールベアリングを手で回してゴリ感がある場合は交換です。
次回、ギアまわりの点検に続きます。