金沢市の大浜釣り公園でサンバソウや黒鯛を釣っていると私の仕掛けについて聞かれました。かなりDEEPに質問されましたので分かりやすく、また、詳しく解説しようと思います。

私の仕掛けを釣り場で頻繁に質問され、実は説明する事が少し面倒くさい事もあり「ブログに公開しているよ！」と言えば済むので(*ﾉω・*)ﾃﾍ

これが根魚万能リグです！


※見やすくするために赤いPEを使用していますが、実際はフロロリーダーラインとなります。

リグ（仕掛け）の構成はというとー

・タイコシンカー
・ケイムラ玉ソフト
・スナップサルカン
・管付き針



ワームの釣りによく使用されるテキサスリグが基本なんです。

テキサスリグでマムシや岩虫の虫エサで使いやすように改良した仕掛け。

でも、使用しているパーツすべてに意味があるんですよ。

タイコシンカー（太鼓おもり）は、メルカリでシンカーを自作販売しているHIROさんに、形状と材質（硬質鉛）をお願いして作ってもらっています。

この形状は波の影響を受けて不規則に落ちてくれますし、硬質鉛なので着底やテトラ・沈み石にぶつかっても良く響き手に伝わります。

ですから、根がかりの手前でなんとなくヤバそうな感じも分かり根がかりにくいのも特徴です。

ケイムラ玉ソフトは集魚効果というよりも結び目を守ることが目的です。もちろん、食いが浅い場合は外します。

スナップ付きサルカンに関しても同様にこだわりがあります。サルカンがあることで餌がくるくる回ることを防止し、サルカンに管付き針を装着することでフグやサンバソウ、黒鯛等の歯のある魚から結び目を守ることができます。

しかし、一番大きな意味と言えば針を頻繁に交換する手間がはぶかける事です。ほんのちょっとでも針先が鈍っても素早く針交換が可能なので釣果に差が出るのはお解りですね。

根がかりとの戦いなので多い時は半日の釣りで20本もの針を交換する事も少なくありません。

外掛け結びでも面倒で結んでられません。また、フグにラインを痛められるストレスから開放されます。

では、何故テキサスリグのような誘導式重りなのか？

簡単です。できるだけ違和感が少なく根魚にかじってもらうためです。

ちょいっと投げて落ちていく姿勢はこんな感じです。


※ワームはマムシ・岩虫の代わりです。

黒鯛はこのフォール中に食い上げてくることが多いしキジハタは引ったくっていきます。

着底時はこんな感じ。



この重りからサルカンまでのラインのあまりが重要なんです。根魚がかじっても口の中に入らなくても”追いかじり”してくれるんです。

それはメインラインのPEを張った状態でも比重のあるフロロはたるんだ状態にあるからです。

また、かじっている時に聞きアワセをするのですが、ズル引き効果でスイッチが入ることが多いんです。

後はリフト＆フォール＆ステイを繰り返すだけ。

次に岸壁でのヘチではこんな感じで落ちていきます。



もちろんゆっくり落としていくのですが、岸壁ギリギリに落とすことでタイコシンカーが壁に当たる音とマムシ・岩虫の匂いで誘います。

時々止めてやることも重要でかじる”間”を作ってあげます。底に着底してもカサゴ（餌取り）が食ってこなければ少し待ってあげます。

その後はゆっくり上げてやるかあたりがなければ少し落とす場所を移動して最初から落とし直しです。



遠投したい場合や餌取りが多い場合バレットシンカーに交換することもおすすめです。

早く沈んでくれるので餌取り対策としても有効です。

根魚万能リグ 応用編はこちら

最後に！

ベラ・カサゴ・クジメ・アイナメ・ソイ・キジハタ・サンバソウ（石鯛）・黒鯛がガンガン食ってくるので、小さい個体はできるだけ海に帰して上げて下さい。また、持ち帰って捨ててしまう事は無駄に命を取り上げてしまう事ですから、食べられる範囲で持ち帰るようにして下さい。